小屋裏エアコンで快適な夏はいかがですか。

7月に入って本格的に30℃を超える暑い時期になってきました。

一昨年から取組みはじめた小屋裏エアコンですが、現在までに数棟ほど竣工させていただくことができました。

小屋裏エアコンを聞いたことがないという方には、以前のブログも参考にして頂けましたら幸いです。

(松尾式)床下・小屋裏エアコン空調の取組み

壁掛けエアコンによる間欠冷暖房と全館冷暖房のメリット・デメリットについて

壁掛けエアコンによる間欠、連続方式別の室温シミュレーションの比較

小屋裏エアコンは、空気の特性をうまく活用した方法で、暑い時期の冷房用として利用します。

下のグラフは、お引渡前に計測した実測データですが、各部屋の室温も23℃~26℃程度内で推移しています。

※外気温のデータが35℃を超えていますが、おそらく計測器に直射日光が当たってしまったのだと思われます。6/17の我孫子の最高気温は31.7℃でした。(気象庁データより)

 

こちらはシミュレーションです。(外気温が実測と近い日で見ています)

冷房負荷が2日間で50kWとすると一日あたり25kW。小屋裏エアコンの場合、冷房時のエアコン効率は少なく見積もっても6以上ぐらいは期待できるので、一日当たりの冷房費は25kW×35円/kWh×1/6=145円。(大体、ペットボトル1本分ぐらいでしょうか)

1か月では4350円です。24時間冷房をつけていても、1か月5000円以下ぐらいで収まります。(ただし、家の断熱性能が一定以上あり、窓の日射遮蔽がしっかり出来ているのが前提です。また電気代単価(再エネ賦課金や燃料調整費なども含む)、プランや家の大きさにもよります。)

実測とシミュレーションを重ねて、今後も検証していけたらと考えています。

初期費用(工事費)と光熱費、メンテナンスも含めたランニングコストとのバランスと、なによりも夏の快適性を考えると、とても合理的な冷房方法の一つではないかと思っています。

ご興味がありましたら、この先の弊社のHPの完成見学会などもチェックしてみてくださいね。

TAKANAKA