おすすめの庭木(その2)

桜の季節も終わり新緑がまぶしい頃になりました。

我が家の玄関先で朝晩さわやかな優しい香りを放っていた沈丁花もすっかり若葉に変わってしまいました。

この沈丁花、一度は根元から枯れそうになり慌てて挿し木で再生した木です。

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すでに十数年が経ちましたが、毎年春先に真っ白な花を咲かせ上品な香りを放ってくれます。

シロバナジンチョウゲという品種ですが、樹高は1m~1.5mほどで、常緑の深緑の葉に真っ白な手毬状の花を咲かせ、また三大香木の一つで春を代表する香りを放ち玄関脇に植える花木としてお薦めです。

沈丁花の花言葉は、その葉がオリーブの葉に似ていることから「栄光」「永遠」、他にも一年中緑の葉をつけることから「不死」「不滅」とされていますが、実は沈丁花は美人短命、花木の中では寿命の短い植物で20~30年で急に枯れることがあり、また病気になって突然葉が落ち始めて枯れてしまうこともあるので、悲しい思いをしないためにも元気なうちに挿し木をして次の代を育てておくことをお薦めします。

参考までに、三大香木とは夏の梔子(クチナシ)、秋の金木犀(きんもくせい)、そして春の沈丁花です。

 by Hira