「雨戸」について

 以前の職場は都心にあったので駅まで自転車通勤していましたが、現在は職場も比較的近いことから健康のために 片道約20分を歩いて通勤しています。途中、よそ様の庭先の花木を観察しながら四季の移り変わりを楽しんでいます。

 私が住む団地は高齢の方が多く、朝夕に雨戸を開閉する家が多いのですが、雨戸が閉まりっぱなしで明らかに空き家と思われる家も多く、荒れた庭先を見ると寂しい思いがします。

 雨戸といえば、最近の新築住宅は窓サッシの性能が向上したためか、雨戸や鎧戸(シャッター)を付けない家が多いですね。そこで、あらためて雨戸の役割について再考してみました。

  1. 雨風除け…吹きつける雨風を除ける以外に、台風・竜巻が接近した際には飛散物等によるガラスの破損を防護する。
  2. 防犯対策…雨戸と窓ガラスを合わせて2重で戸締りすることで、強度的にも頑丈なことから防犯性が高まる。
  3. 防火性能…万が一隣家で火災が起こった際に、通常の窓ガラスは熱に耐えられなくて延焼してしまうが、金属製の雨戸やシャッターがあれば防火の役割を果たす。

 最近の窓サッシは、断熱性、防犯性、耐風圧性、水密性など高性能になっており、雨戸やシャッターを設置するかどうかはそれぞれの家が決めればよいのですが、普段は気にも掛けない雨戸やシャッターが非常時には頼りになることを再認識させられます。

DSC01210.JPG 

 ちなみに、我が家は1階だけはシャッターを付けていますが、築後10年弱でシャッターが閉まったのは過去に台風が接近した時だけでした。

by Hira