鳴子温泉

お休みを利用して、宮城県の鳴子温泉に行ってきました。
お目当ては国の登録有形文化財に登録されているゆさや旅館。
木造2階建てで明治23年に火事で新築した建物ですが
建築様式や構造、間取りは江戸時代からのままだそうです。
建物の端から端まで12間半(約22m)の一本丸太や
栗の大黒柱は傷んだ感じもなく、とても迫力がありました。
雑貨や家具も当時のものを使っていて
アンティークで趣のある建物でした。

登録有形文化財ということで
「国土の歴史的景観に寄与しているもの」
「造形の模範となるもの」
「再現することが容易でないもの」
という基準を満たして登録されている建物ですが
防火地域に指定された地域の為
次の立て直しの際には鉄筋コンクリート造にしなければならないそうです。
ご神湯と呼ばれ、天候や気温によって緑白色からカラス色に変わる
とても珍しい温泉と情緒ある街並みを
少しでも永く残して欲しいと思いました。

aoyagi