ピアノの置き場所の考え方を徹底解説│電子・アップライトも対応。リビング?和室?置き場所の疑問を解消

注文住宅を建てる際、様々な悩みがある中で「ピアノの置き場所をどうしよう」このように思う方がいます。
そこで本記事では、ピアノの置き場所として最適な場所や不適な場所について解説します。
また、ピアノに適した住まいにするためのアイデアや、設計の段階で把握しておきたいポイントも紹介しますので、グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ、いずれのタイプを検討中の方もぜひ参考にしてください。
● 騒音トラブルを避ける目的では、隣家に向かって音が響かない工夫のほか、断熱材や気密性への配慮など、住宅の基礎的な性能を確保することも重要です。
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ピアノの置き場所として最適な場所は?

ピアノの置き場所として最適な場所の要素は、次の4点です。
- 直射日光が当たらないこと
- エアコンの風が直接当たらないこと
- 風通しがよい場所
- 人が集まる場所、練習しやすい場所
直射日光やエアコンの風が当たると、ピアノに対する温度変化が激しくなり、ピアノの弦や響板などに負荷がかかります。
逆に風が通らない場所は湿気が溜まる可能性がありますので、適度に風通しのある場所が最適です。
また、ピアノの練習をしやすい点、家族が気軽に弾ける点などから、リビングや子ども部屋に設置することもおすすめです。
ピアノの置き場所として不適な場所は?
一方で、ピアノの置き場所として不適な場所の条件は、次のような場所です。
- 急激な温度変化がある場所
- 常に湿度が高い場所
- 隣家や外への音漏れの可能性がある場所
最適な場所で紹介したとおり、急激な温度変化のある場所や湿度の高い場所は置き場所として不適です。
加えて、窓際や壁際など、隣家や外部に対してピアノの音が漏れる可能性のある場所も騒音トラブルの面から避けることをおすすめします。
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ピアノに適した住まいにする7つのアイデア

新築で住宅を建てる場合、ピアノに適した住まいにするアイデアがありますので紹介します。
- 性能の高い断熱材・窓を使用する
- 気密性に優れた断熱材を使用する
- 防音性のある下地材を利用する
- 適切な位置に窓や給気口、排気口を設置する
- 床に厚手のじゅうたんなどを敷く
- 窓辺に厚手のカーテンを設置する
- アップライト、グランドピアノは下地が大事
性能の高い断熱材・窓を使用する

1つ目は、性能の高い断熱材や窓を使用することです。
紹介したとおり、ピアノは急激な温度変化や高湿度を避けることが勧められます。
ここで窓や壁面の断熱性が低い場合、窓や壁際の温度変化が大きくなるほか、壁とピアノの間で結露が発生する可能性もあります。
高性能な断熱材、窓を利用することで、ピアノへの温湿度のダメージを避けましょう。
〈関連コラム〉
【高性能な住宅・家に住む】8つのメリット・3つのデメリット│対策や建て方も解説
気密性に優れた断熱材を使用する
2つ目は、気密性に優れた断熱材を使用することです。
窓や断熱材の性能が高い場合でも、外壁に面して隙間があれば冷たい(熱い)空気や湿気は侵入します。
また、ピアノの演奏音が外に漏れる可能性もありますので、気密測定を実施するなどして気密性を確かめる方法がおすすめです
〈関連コラム〉
【気密測定とは】自分でできる?費用は?c値の数値基準やタイミングなど疑問にも回答

防音性のある下地材を利用する
3つ目は、防音性のある下地材を利用することです。
壁や床の仕上げ材の下には下地材がありますが、製品によっては防音効果を持つ製品があります。
また、床を二重にするなど施工上の対策もありますので、設計者に取れる工夫を聞いてみましょう。
適切な位置に窓や給気口、排気口を設置する
4つ目は、適切な位置に窓、給気口や排気口を設置することです。
窓や給気口、排気口があれば空気が適切に流れますので、湿気によるピアノへのカビの発生を防げます。
一方で無計画に取り付けると、窓からの直射日光がピアノに降り注いだり、給気口、排気口の位置がピアノと干渉する恐れもありますので、適切な換気経路を確保することが重要です。
床に厚手のじゅうたんなどを敷く

5つ目は、厚手のじゅうたんなどを敷いて防音することです。
じゅうたんがあることでピアノの演奏音を吸収でき、またペダルを利用する際の振動も軽減可能です。
費用も安価に済みますので、実行しやすい騒音トラブル対策といえます。
窓辺に厚手のカーテンを設置する
6つ目は、窓辺に厚手のカーテンを取り付けることです。
カーテンも、窓からの冷気や夏場の熱気を防ぐ機能(遮熱)を持っています。
また、製品によってはは遮音(防音)効果を宣伝しているものもあります。
こうした製品も併用して、ピアノを弾きやすい環境を整えましょう。
アップライト、グランドピアノは下地が大事
7つ目は、アップライトピアノやグランドピアノを置くための下地を作ることです。
アップライトピアノは200kg、グランドピアノは300kgや400kgを超す可能性があります。
下地に補強を施さなければ、徐々に床が沈下するなど将来的に問題が発生する可能性がありますので、設計の段階で補強を計画しましょう。

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ピアノのある家を建てる前に知りたいポイント
自宅にピアノを置く場合、設計の段階で知っておきたいポイントはほかにもありますので紹介します。
ピアノの種類ごとの大きさを把握する

ピアノは種類によって大きさが異なります。
- アップライトピアノ・電子ピアノ:幅150cm前後 奥行き65cm前後
- グランドピアノ:幅150cm前後 奥行き150cm~250cm
このようにピアノを設置するために十分な広さを確保しなければいけません。
また、ギターなど他の楽器とセッションする可能性がある場合は人数と楽器分の広さも確保する必要があります。
部屋置きにした場合の広さ感覚を確認できるシミュレーターもありますので利用してみましょう。
調律用のスペースを確保する
アップライトピアノやグランドピアノを設置する場合は、調律用のスペースを確保する必要もあります。
- アップライトピアノ:上部40cm 左右に大人ひとりが入れるスペース
- グランドピアノ:手前方向に1m以上
この程度のスペースを確保する必要があります。
参考:YAMAHA 設置するにはどのくらいのスペースが必要ですか?
アップライトピアノ・グランドピアノは搬入経路を検討する
アップライトピアノやグランドピアノは、解体できる最低限の大きさが決まっていますので、搬入経路を検討する必要があります。
特に2階に設置する場合はクレーンを利用して掃き出し窓などから搬入するなど、設計の段階で具体的に搬入・搬出方法を検討しなければいけません。
畳、和室の場合はマットやインシュレーターを利用する

畳スペースや和室にピアノを置く場合、畳がへこむことが心配になります。
この場合は、ピアノ専用に作られたマットやインシュレーター(防振硬化を持つキャスター止め)を利用することで、畳へのダメージを軽減可能です。
アップライトピアノは背面から音が出る
アップライトピアノを設置する場合は、背面から音が出る認識が必要です。
壁側に向かって設置したとき、壁の向こうが隣家である場合は騒音トラブルになる可能性があります。
トラブルを避けるためには、壁の向こう側が自宅隣室になるよう配置するか、壁から一定程度離すことをおすすめします。
適切な位置に照明やコンセントを配置する
いずれのピアノにおいても、適切な位置への照明やコンセントの設置は欠かせません。
適度な照明がなければ楽譜を見る際に支障を来すからです。
電子ピアノを利用する場合は、適切な位置、高さにコンセントがなければ、通路をコードが這う可能性があります。
〈関連コラム〉
“照明計画”が家の印象を変える?重要性や考え方のポイント・施工事例を紹介
まとめ│快適にピアノを弾ける家にしよう

「新築にピアノを設置したい!最適な置き場所はありますか?」
こうした疑問にお答えしました。
ピアノは家具として捉えたとき大型で重量があり、また大きな音が鳴ることから、設計の段階で検討しなければ使いづらい場所に置くこととなったり、騒音トラブルになる可能性もあります。
逆に十分に対策を施すことで、ピアノを使いやすい住まいになりますので、細かな設計に対応できる会社に依頼することが重要です。
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