心地よいマイホーム新築は“窓”選びが重要|後悔しないためのポイントを解説

窓の重要性

みなさんは、マイホーム計画を始める際に、何に重きを置いてプランを考えますか?

間取りやインテリアデザイン、設備機器など、こだわるポイントは様々でしょう。

ここで忘れてはいけないのが、「窓」の存在。

心地よい家にするためには、窓選びはとても重要です。

そこで、今回は「窓」の持つ影響力と選ぶ際のポイントについて解説します。

居心地のよい住まいを建てたいという方は、是非参考にしてください。

このコラムのポイント
●窓は、家のデザイン・快適性・寿命など、様々な方面へ影響を及ぼす重要なパーツです。
●性能にこだわる方には、補助金の利用がおすすめです。
●日建ホームが、ご要望を取り入れた“理想の住まい”実現に向けて、チームでお客さまをサポートいたします。




家のデザイン・寿命・快適性にかかわる“窓”の存在

窓の大切な理由

窓の役割は主に「採光」と「通風・換気」ですが、実はそれ以外にも住まいへ色々な影響をもたらします。

そのため、住宅のプランニングをする際には、間取りの検討と合わせて“窓計画”もとても重要です。

では、窓計画の良し悪しによって、住宅にどのような影響を及ぼすのでしょうか。


“家の外観”へ与える影響

窓のサイズや位置は、家の外観デザインも左右します。

シンメトリー(左右対称)・アシンメトリー(左右非対称)や、サイズの異なる窓をバランスよく配置するかなど、室内の間取りだけではなく外観デザインも考慮して窓計画をすることで、おしゃれな家かどうかが決まります。

“インテリアデザイン”へ与える影響

窓は採光・通風などの機能を果たしつつも、内観の見た目に気を配ることも重要です。

また、サイズや取り付ける位置によっては家具のレイアウトにも影響します。

“室内空間の印象”に与える影響

大きな窓は室内を開放的な印象にしてくれますし、小さめの窓は逆に落ち着きや趣を演出してくれます。

そのため、空間の用途によって適したサイズの窓を選ばなくてはいけません。

”家の寿命”に与える影響

窓の仕様によっては結露を引き起こし、それが原因で構造体の腐朽やシロアリの食害が起きてしまいます。

これらの劣化は、家の寿命を縮めかねません。

”家の快適性”に与える影響

窓の断熱性は、室内が快適な空間になるかどうかに大きく影響します。

高断熱窓は温度ムラをなくして、ヒートショックなどの健康リスクを軽減できるだけではなく、部屋間の移動に伴う不快感もなくすことができるのです。


ずっと住み続けられる住まいになるかどうかの鍵は、窓が握っていると言っても過言ではありません。

そのため、マイホーム新築を検討する際は、窓についての知識も深めておくことが大切です。


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「結露」「暑い・寒い」そんな後悔をしないためのポイントは?

窓断熱リフォームの方法と価格目安

新築住宅を建てた方の中には、「窓の結露で悩んでいる」「冬の寒さや夏の暑さが気になっている」という方は決して少なくありません。

その理由は、窓計画をじっくり検討しなかったから。

施工会社とじっくり話し合いながら後悔のないマイホームを実現するためにも、窓についての基礎知識を知っておくことは重要です。

その① 開閉の仕方を選ぶ

窓の開閉方法にはいくつもの種類があります。

それぞれ、使い勝手が異なりますので、特徴を把握しておきましょう。

  • 「引き違い窓」:最もポピュラーで左右にガラス戸をスライドして使うタイプ
  • 「上げ下げ窓」:欧米でよく用いられ、ガラス戸を上下にスライドさせて使うタイプ
  • 「滑り出し窓」:横滑り出し・縦滑り出しがあり、回転しながら押し出すように開けるタイプ
  • 「ルーバー窓」:何枚もの羽が連なり、ハンドルで角度を変えて開閉するタイプ
  • 「FIX窓(はめごろし窓)」:開け閉めできない採光のみが目的のタイプ


それぞれ、製作可能なサイズの範囲が決められているため、大きさによってはタイプを選べない場合もあるので注意してください。

また、ルーバー窓は構造上どうしても気密性が低いですし、滑り出し窓は開け放しの状態ですと外部にガラス戸が突き出たままになってしまいます。

そのため、空間の用途や外部環境によっては適さない場合があることも知っておきましょう。

その② 窓の大きさを検討する

まず大前提として、建築基準法では窓面積(=採光のための面積)を以下のように規定しています。

住宅、学校、病院、診療所、寄宿舎、下宿その他これらに類する建築物で政令で定めるものの居室(居住のための居室、学校の教室、病院の病室その他これらに類するものとして政令で定めるものに限る。)には、採光のための窓その他の開口部を設け、その採光に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、住宅にあつては七分の一以上、その他の建築物にあつては五分の一から十分の一までの間において政令で定める割合以上としなければならない。

引用:建築基準法(第28条)


つまり、最低でも窓の面積は床面積の1/7以上なくてはいけないということです。

これを踏まえて窓のサイズを検討するのですが、もう一点考慮しなくてはいけないのが窓をつける方角です。

南向きの窓季節を問わず日差しが入りやすく、日照時間が一番長いです。
北向きの窓直射日光は差し込まず、日照時間は短めです。
東向きの窓朝日がふんだんに入り、午後には陰ります。
西向きの窓午前は陰っていて、午後からふんだんに日が入ります。


設置する方角によって日照時間や日照量が異なるため、それに合わせて窓のサイズを検討してみても良いでしょう。

例えば、南に大きな窓を設けるとどうしても夏の暑さが気になりますし、朝ゆっくり眠りたいのに東向きに大きな窓があると、朝日が気になってどうしてもゆっくり安眠できません。


その③ 窓の設置位置を考える

窓の設置位置

窓と言っても、その設置する位置・高さによって特徴が異なります。

住宅で取り入れられる窓のタイプは以下の通りです。

  • 「側窓」:腰窓や掃き出し窓など、壁につけられた窓の総称
  • 「高窓(ハイサイドライト)」:側窓のうち、天井近くの高い場所に設置された窓
  • 「天窓(トップライト)」:屋根の一部を切り欠いて取り付ける窓
  • 「地窓」:側窓のうち、床付近に設置された窓


それぞれ特徴や適した空間用途が異なりますし、インテリアの雰囲気にも影響します。

どうしても腰窓と掃き出し窓だけでは、無難な雰囲気になりがちです。

日の光をデザインに取り入れて空間に変化をつけたい方は、ぜひ窓をつける位置もじっくり検討してください。

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その④ 窓の性能を検討する

室内で空調された暖かさ・涼しさが最も外へ流れ出てしまう場所が「窓」で、流出する半分以上の熱量が窓から逃げています。

窓からの熱損失
引用:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会

つまり、窓に断熱性能がなければ、空調効率が下がって光熱費がかかるだけではなく、“冬に寒く夏暑い家”になってしまうということです。

窓の断熱性を高める方法はいくつかあり、ご予算に合わせてグレードを選ぶことができますが、やはりおすすめは「樹脂サッシ+断熱ガラス」。

窓の断熱性
引用:YKK ap

室内外の温度差による結露を防げるだけではなく、冬に窓ガラスで冷やされた空気が足元へ流れ込む“コールドドラフト現象”も起きません。

そして何より、窓からの熱損失を防げるため、空調負荷が抑えられて省エネです。

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“断熱性”をキーワードに窓選びをすれば補助金対象に

新築住宅にかかわる補助金

窓選びは新築住宅のプランニングにおいて、とても重要なポイントですが、特に「断熱性」を重視すれば、いくつかの補助金対象となります。

高性能で居心地の良い住まいには、どうしても費用がかかってしまいますが、そのデメリットを軽減できるのです。

窓の性能を重視する場合は、ぜひどの補助金を受け取れるのか施工会社へ相談してみましょう。

ここでは、主な事業を紹介します。

こどもエコすまい支援事業(注文住宅の新築)
「高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する住宅」で、なおかつ申請者(施主)が「子育て世帯または若者夫婦世帯のいずれかである」ことが補助条件です。
窓を含めた強化外皮の基準に適合しており、さらに基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量削減を実現できる住宅であることが求められます。

地域型住宅グリーン化事業
「長寿命型(認定長期優良住宅)」「ゼロ・エネルギー住宅」「高度省エネ型(認定低炭素住宅)」の木造住宅が補助制度となる事業で、窓を含めて高い断熱性があることが必須となります。


ただし、これらの事業は全て国や財団の予算によって実施されているため、毎年募集があるかも定かではありません。

また、年度の途中で予算に達してしまえば、締切を待たずに打ち切られてしまいます。

そのため、補助金を使って工事をしたい場合は、申請に慣れた会社へ相談してください。

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補助金を活用したい方におすすめの“ワンストップ申請”

2023年度から始まる「こどもエコすまい支援事業」は、登録事業者による施工が必須条件です。

そのため、どの会社にも任せられる訳ではありません。

私たち“日建ホーム”は登録事業者として、補助金活用を踏まえた新築工事・リノベーション工事をお手伝いさせていただいております。

ZEHなど、省エネ住宅の施工実績も豊富なため、今まで培った経験と実績を踏まえ、こどもエコすまい支援事業の他にも、あなたのマイホーム新築計画に合う補助金をご提案いたします。

「補助金を使って快適な家を建てたい」そんな方は、ぜひ私たちまで一度ご相談を。

性能や素材にこだわり抜いた家を建てるお手伝いをさせていただきます。

オンライン相談




日建ホームは”高気密高断熱住宅”をどこよりも早くから手がけています

高気密高断熱の家

快適な環境を整え長寿命な住宅を目指すためには「高気密高断熱化」が欠かせません。

なぜなら、室内のみならず壁内など見えない部分の“結露”も防止できるから。

私たち“日建ホーム”は、ハウスメーカーでも大手ビルダーでもありません。

千葉県我孫子市に本社を構え、とことん「地域密着」にこだわった建築会社です。

1988年創業以来30年以上、千葉県北西部や茨城県南部でたくさんの住宅を建築してきました。

お客様の理想を現実化することはもちろん、私たちが大切にしているのが「高気密高断熱の家づくり」。

どのハウスメーカーよりも早い1999年から、高気密高断熱住宅の建築に取り組んでいます。

「地域の特性を理解しているからこそ実現できる快適な“高気密高断熱の家づくり”」これこそ私たちの強みです。

千葉県・茨城県で土地探しを始めたい方や、長く住み続けられる住まいを建てたい方は、ぜひ“日建ホーム”までお気軽にご相談ください。


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まとめ|新築住宅は窓にもとことんこだわって

窓は、家のデザインや印象だけではなく、住み心地や寿命にも影響を及ぼす重要なパーツです。

だからこそ、その仕様にはとことんこだわってください。

サイズや形状、断熱性までじっくり検討すれば、快適でずっと住み続けられるマイホームを実現できます。

私たち日建ホームは、お客様に安心していただける快適な住まいづくりを徹底しています。

ご予算やご要望にしっかりと耳を傾け、あなたにぴったりの窓計画をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

土地探しから資金計画、設計・施工、デザイン、アフターメンテナンスに至るまで、各専門スタッフがお手伝いさせていただきます。


オンライン相談も随時承っております

日建ホームでは、現在遠方にお住まいの方のために、随時オンライン相談も承っております。

日頃お仕事でお忙しい方や、小さいお子さんがいらっしゃって現地での打ち合わせが難しい方、隙間時間に打ち合わせしたい方はどうぞご活用ください。

オンライン相談



千葉県で窓にこだわった住宅新築をご検討中の方は日建ホームへご相談ください

おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大イベントですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。

お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。

お約束②現場をきれいにします。
家は、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねて出来上がっていく究極の手仕事。現場をきれいにすることでムリ・ムダ・ムラを排除しスムースに安全に家づくりができます。近隣に配慮し何よりもお施主様に喜んでいただける現場を目指します。

お約束③一生涯のパートナーとしてずっと家をお守りします。
「家」は住み始めることで「住まい」となり、住み始めてからも理想の暮らしの追求は続きます。住み続けることで変化する事柄に、ハウスドクターとして一生涯、何でも相談していただけるよう、いつも、そしてずっと傍らに居続けます。

お約束④「健康快適設計基準」で健康配慮の家をつくります。
「家」と「健康」には密接な関係があります。毎日を過ごす家のデザインや性能が身体的・精神的に大きく影響します。温熱性能(高気密・高断熱・24時間換気)、自然素材、健康配慮の家をつくります。

お約束⑤5つの保証制度で責任をもって保証します。
建設工事総合保証、無料定期点検10年間 、瑕疵担保責任10年間、地盤保証システム20年間、ぽけっと団信 住宅代金保証制度(オプション)で責任をもってお施主様の家をお守りします。



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日建ホーム編集部

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私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」という気持ちで親身になって寄り添いながらお客様の家づくりに真摯に取り組んでまいります。
一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

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