断熱材は何がいい?6つの選び方を解説│こだわるメリット・デメリットや注意点も紹介

「断熱材は何がいい?選び方が知りたい」
本記事は、こうした希望を持つ方に向けて、断熱材の選び方を解説します。

断熱材にこだわるメリット・デメリット、具体的な選び方や注意点も紹介しますので、これから家を建てるにあたって夏涼しく冬暖かい暮らしを希望する方は、ぜひ参考にしてください。

このコラムのポイント
● 断熱材にこだわることで、住まいの温熱環境を改善することができ、快適な暮らしを実現できます。
● 断熱性や気密性など、特徴は製品によって異なりますので、具体的な選び方を確認しましょう。

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そもそも断熱材の役割とは?

そもそも断熱材の役割とは?

はじめに、そもそも断熱材とは、どういった役割があるのか解説します。

断熱材とは、熱を伝えにくい性質を持つ材料で、建物の外壁などに使用することで、外部からの熱の侵入および内部からの熱の流出を防ぐために利用されます。

断熱材は屋根や天井・壁・床と室内をすっぽり覆うように配置され外気を遮断します。
このため、断熱材を施工する際は、熱が出入りできる隙間を可能な限り小さくする(気密性を高める)ことも重要です。

〈関連コラム〉
『気密性の高い家のメリット・デメリット』解説│ハウスメーカー・工務店の選び方も紹介

断熱材にこだわるメリット

断熱材は、屋根や天井・壁・床に適切に施工することで、次のようなメリットを感じられます。

  • 夏冬問わず室内の温熱環境が整う
  • 冷暖房の使用率が低くなり光熱費を節約できる
  • ヒートショックが起こりづらく体調不良を防げる
  • 吸音性能が高まり静かな住環境になる
  • 壁の中に発生する結露を防いで家の耐久性が高まる
  • 窓辺の結露が減少して掃除の手間が減る
  • 高性能な住宅を対象にした補助金を利用できる

外気を遮断できることから温熱環境が整い、また空調機器を利用する場面が少なくなりますので光熱費の削減にも効果を発揮します。

急激な温度変化による体調不良を防ぐこと、壁の中で発生した結露を防いでカビやダニの発生を防ぐことなど、体調を整える特徴もあります。

断熱材にこだわるデメリット

一方で、家を建てるとき断熱材にこだわることで、デメリットを感じる場合もありますので紹介します。

  • 建築費用が高くなる
  • 断熱材の厚みの分、壁も厚くなる
  • 工務店・ハウスメーカーが限られる

断熱材にこだわる最大のデメリットは、建築費用が高くなることです。
高性能な断熱材は、性能が高いことから建築費用が高くなりがちです。

また、断熱性を高めるために断熱材の厚みを増す場合は、壁が厚くなり実質的な居住できる床面積が小さくなる点に注意が必要です。

また、高気密・高断熱の住まいを建てられるハウスメーカーは限られますので、性能面とデザイン、どちらも満足できる会社を見つけづらい点もデメリットといえます。

結局断熱材は何がいいの?

吹き付け断熱、施工前後の状況
事例の詳細はこちらから

断熱材にこだわるメリット・デメリットなどを解説しましたが、知りたいことは「結局、どの断熱材がよいのか」ということです。

実は断熱材は、断熱性のほか気密性、透湿性、費用など様々な検討項目があることから、一概に「この断熱材がよい」とは言いづらい点があります。

その上で、複数の条件を満たすバランスのよい断熱材は、ウレタン発泡系の断熱材です。

高い断熱性・気密性を持ちながら、費用も比較的安価で、耐久性・耐火性などにも優れているため、夏涼しく冬暖かい理想の家を建てる際に候補に加えられる断熱材です。

〈関連コラム〉
冬暖かく夏涼しい自然素材にこだわるオーダーメイドの家づくり

知っておきたい断熱材「6つの選び方」

ここからは、断熱材を選ぶ前に知っておきたい、断熱材の選び方について解説します。
どういった視点で断熱材を選べばよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

(1)断熱材の性能を把握する

1つ目は、断熱材の様々な性能を把握することです。

次に示すとおり、断熱材を選ぶ際は様々な指標がありますので、比較検討の際に確認しましょう。

  • 断熱性(熱伝導率):熱を伝えづらくする性能
  • 気密性:施工時に隙間が生じにくくなる
  • 透湿性:断熱材の結露による劣化を防げる
  • 耐久性:長期間、断熱性や気密性を保てる
  • 耐火性:火災の発生時に燃焼しづらい
  • 防音(吸音)性:道路の騒音などを吸音する性能
  • 防虫性:シロアリなどの侵入を防ぐ性能

(2)断熱材の種類と特徴を把握する

2つ目は、断熱材の種類と特徴を把握することです。

断熱材は、主に次の4つに大別されますので、次の通り特徴を把握した上で断熱材を選びましょう。

断熱材の種類特徴
●無機繊維系
グラスウール
ロックウール など
・比較的製品単価が安い
・不燃性が高く火災に強い
・吸音性が高く防音効果を期待できる
・比較的断熱性は低め
●木質繊維系
セルロースファイバー など
・製品単価、施工費用は高め
・吸音性が高く防音効果を期待できる
・ホウ酸の利用で防蟻性が高い
●天然素材系
ウール
炭化コルク など
・製品単価、施工費用は高め
・湿気を吸放湿するため調湿性が高い
・高い断熱性を持つ
●発泡プラスチック系
ポリスチレンフォーム
硬質ウレタンフォーム など
・製品単価、施工費用は高め
・吹き付け施工の製品は高い気密性がある
・高い断熱性を持つ

(3)外張り断熱と充填断熱の違いを確認する

日建ホームの断熱仕様

3つ目は、外張り断熱と充填断熱の違いを確認することです。

  • 外張り断熱:柱の外側を覆うように施工する工法
  • 充填断熱:柱と柱の間にはめ込むように施工する工法

一般的には外張り断熱工法の方が隙間が生まれにくく、気密や結露の発生についてメリットが大きいとされます。

一方で充填断熱は壁内を活用する分だけ建物全体をコンパクトにでき、施工費用が安価なメリットがあります。

(4)断熱材による建築費用の差額を確認する

4つ目は、断熱材による建築費用の差額を確認することです。

製品の価格と施工費用は断熱材によって異なり、その差額は建物の規模にもよりますが、100万円前後になることもあります。

引用:国土交通省 待って!家選びの基準変わります

一方で、高性能な断熱材を使用すると光熱費が安価になる、補助金を利用できるなど経済的なメリットもありますので、総合的に判断する必要があります。

(5)検討中の工務店が使用している断熱材を確認する

5つ目は、検討している工務店が使い慣れた断熱材を使用することです。

工務店によって標準的に使用している断熱材の種類は変わります。
使い慣れた断熱材であれば、メリット・デメリットを熟知していることから、弱点を補うように設計・施工する方法も考えられています

検討中の工務店がある場合は、その会社が使用する断熱材から選ぶことをおすすめします。

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▶日建ホームの展示場で高気密・高断熱住宅のよさを体感する

断熱材を選ぶ場合の注意点を紹介

記事の終わりに、断熱材を選ぶ際に気をつけたい点を紹介します。

断熱性と気密性をセットで考える

全棟実施中の気密試験
日建ホームでは全棟気密試験を実施中

断熱材を選ぶ場合は、断熱性と気密性をセットで検討することが重要です。

性能の高い断熱材を選択した場合でも、気密性が低ければ隙間風として熱気・冷気が出入りしてしまいます。

気密試験をするなど、気密性を担保する取り組みをする業者がおすすめです。

〈関連コラム〉
【気密測定とは】自分でできる?費用は?c値の数値基準やタイミングなど疑問にも回答

断熱材と窓はセットで検討する

古い家の寒さ対策とは?:窓ガラスにプチプチを貼り付けて断熱対策
環境省 エコジンvol.75

気密性に加えて、窓の性能も重要です。

高性能な断熱材を利用しても、窓から熱が出入りすれば意味がありません。
高性能な窓を選択して、窓辺からの熱の侵入も防ぎましょう。

高断熱住宅は会社選びが重要

最後に、高断熱な住宅を建てる場合は、会社選びが重要です。

普段使用している断熱材は何か、気密性を確保するためにしている施策は何か、こうした取り組みについて聞き、デザインだけでなく断熱性にも配慮した工務店に依頼することをおすすめします。

日建ホームのc値・UA値の目安

▶C値0.30 UA値0.42│日建ホームの高性能な住まいについて

まとめ│高断熱な住まいは「日建ホーム」まで

高断熱でデザイン性にも優れた日建ホームの施工事例
事例の詳細はこちらから

断熱材にこだわるメリット・デメリットや具体的な選び方について解説しました。

断熱材は壁の中に施工されることから普段は目立たない存在ですが、住まいの温熱環境を整えるために重要な建材です。

外観や内装デザインに加えて、断熱材や窓の性能など住宅の性能にもこだわった工務店・ハウスメーカーに依頼して快適な住環境を実現しましょう。

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著者情報

日建ホーム編集部

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私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」という気持ちで親身になって寄り添いながらお客様の家づくりに真摯に取り組んでまいります。
一級建築士・一級施工管理技士・耐震診断士・宅建士・福祉住環境コーディネーターのいる建築プロ集団です。

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