再生可能エネルギーとSDGs実現に向けて私たちにできることとは?

毎日のようにメディアで取り上げられており目にする機会の多い「再生可能エネルギー」や「SDGs」というキーワード。
まだまだ「それほど関係ない」と感じている方も多いかもしれません。
また、「環境にやさしい暮らしをしたいが、何から始めたらいいか分からない」そう感じている方も少なくないはずです。
そこで、今回は再生可能エネルギーの基礎知識や、環境のために私たちができることについてお話しします。
住まいづくりのポイントも紹介しますので、これから家を建てる方も、今の家を環境に優しい住まいにしたい方も、是非参考にしてください。
● ご自宅そのものの性能や、設備機器を見直すことで、地球にも家族にも優しい住まいが実現します。
● 日建ホームはどこよりも早く高気密・高断熱住宅の建築に取り組んでおり、お客さまのご要望を取り入れた快適な省エネ住宅を数多く手がけています。
再生可能エネルギーとは?

再生可能エネルギーという言葉は、皆さん一度は耳にしたことがあるはずです。
しかし、実際にどのようなエネルギーを指すのかいまいち分かりづらく、どこか縁遠さを感じている方もいるでしょう。
再生エネルギーは、法律上、以下のように定義づけられています。
第二条(定義)
3.この法律において「再生可能エネルギー源」とは、太陽光、風力その他非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用することができると認められるものとして政令で定めるものをいう。第四条(再生可能エネルギー源)
引用:エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用および化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律
法第二条第三項の政令で定めるものは、次のとおりとする。
一 太陽光
二 風力
三 水力
四 地熱
五 太陽熱
六 大気中の熱その他の自然界に存する熱(前二号に掲げるものを除く。)
七 バイオマス(動植物に由来する有機物であってエネルギー源として利用することができるもの(法第二条第二項に規定する化石燃料を除く。)をいう。)
つまり、再生可能エネルギーとは、石油や石炭、天然ガスのように限りある資源から作られたエネルギーではなく、永続的に枯渇しないエネルギーを指します。
ちなみに、従来の化石燃料や天然ガスを使った火力発電は、近い将来その燃料資源がなくなるとされていますし、無限のように感じる原子力発電ですら、未来永劫発電し続けられる訳ではありません。

また、今までの発電方法による温室効果ガス問題も深刻で、世界全体のCO2排出量は、第二次世界大戦頃と比べると約4倍にまで増加しているのです。

そこで発展したのが原子力発電で、電源別のライフサイクルCO2排出量を比較しても、太陽光発電よりも少ないことが分かっています。
しかし、一方で放射能を含んだ廃棄物の処理など、解決しなくてはいけない問題があるのも事実です。

そこで世界各国が進めているのが、「再生可能エネルギーの導入」。
しかし、国土の狭い日本においては、電力会社から供給される全ての電力を再生可能エネルギーで賄うことができるようになるまでは、もう少し年数がかかりそうです。
2021年度の日本国内の年間発電電力量に占める再生可能エネルギーの割合は、たった22%に過ぎません。(参考:環境エネルギー政策研究所)
ところが、環境保全先進国である、デンマーク、スウェーデン、カナダは、60%を超える電力を自然エネルギー(太陽光や水力など)から得ています。

しかし、日本はこれらの国々よりも格段に消費エネルギーが多く、さらに小さな国土であるというハンデがあるため、同じくらいの再生可能エネルギーを作り出すことが簡単ではありません。
そこで政府が目標として掲げているのが、「エネルギーミックス」です。
再生可能エネルギーと、CO2排出量の少ない原子力発電を組み合わせることで、安定した電力を生み出す計画です。

ただし、これはあくまでも国単位で取り組む事案であり、私たち一人ひとりの意識や生活が変わらなければ、消費電力量と発電力量の“いたちごっこ”になってしまいます。
そのため、個人個人で「できること」を知り、それを実行していくことがSDGs実現に向けて欠かせません。(参考:環境省|みんなでおうち快適化チャレンジ)
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SDGsに向けて“私たちができること”と“住まいの工夫”

では、SDGsに向けて私たちの生活で貢献できることはあるのでしょうか?
また、地球環境に優しい住まいとは、どのような機能を持った住宅なのでしょうか?
私たちに今できることを紹介します。
「省エネ型設備の導入」
家庭用電化製品や設備機器は「壊れるまで使わないと環境に優しくない」と思われがちですが、実はそうとも言い切れません。
例えば、エアコン・冷蔵庫・照明器具・テレビについて、10年前の製品と今の製品を比べると、かなり消費電力量が削減できます。

つまり、ある程度年数が経った機器を壊れるまで使い続けるよりも、省エネ性の高い機器に取り替えた方が、地球にも家計にも優しいということです。
また、こまめに電源を切るなどの節電対策よりも、大きな効果を得られます。
「本当に省エネになるの?」と疑問に思う方は、環境庁が提供している「省エネ製品買換ナビ」を活用してみてください。
今お使いの家電製品・設備機器の型式を入力すると、どのくらい省エネになるか試算してくれます。
「高気密・高断熱仕様」
家電製品の中でも最も消費電力の大きいのが、エアコンなどの空調機器です。
真夏・真冬には、家全体における電気使用量の30%以上が空調機器となる住宅が大半とも言われています。
そのため、できるだけ外気の影響を受けず、一度空調したらその温度を長時間保てるようにしておくことがポイント。
最も効果的なのが、「高気密高断熱住宅」です。
2025年より、全ての新築住宅において「住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称:品確法)」における「断熱等級4」以上であることが義務づけられますが、消費エネルギーをできるだけ抑えるには、さらに上級の断熱性を備えることがおすすめです。
省エネ住宅に興味のある方は、是非ご相談ください。
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「自然エネルギーの活用」
電力会社から供給される電力の大半が再生可能エネルギーに変換するのは、まだ時間がかかりそう。
そこで、まずはご自宅で使う電力を自然エネルギーに切り替えてみませんか?
最も普及しているのが太陽光発電ですが、それ以外にも方法はあります。
ご予算や立地条件などに合わせて、是非これらを組み合わせてみてください。
●太陽光発電
東京都や川崎市において新築建物への太陽光パネルの設置を義務付ける条例案が採択されたことも記憶に新しいでしょう。
どんどんと値上がりする電気料金を懸念して、ご自宅へ太陽光発電システムを導入しようと検討する方が増えています。
ただし、総務省の調べによると、「太陽光を利用した発電機器あり」の住宅は2013年時点で157万戸(3.0%)と、それほど普及が進んでいません。
その理由は、人が多く住む都心や住宅密集地で、発電効率に不安を持つ方が多いからです。
一方で、周囲に日差しを遮るマンションやビルがない限り、住宅地であればそれほど発電効率が悪くないとも言われています。
うまく発電できるか心配という方は、事前に施工会社へ相談してみてください。
太陽光発電システムを備えておけば、災害時・停電時に電力会社からの供給が止まっても、日常生活を継続できる点もメリット。
防災に強い住まいづくりをしたいという方にとっても、太陽光発電の導入はおすすめです。
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●太陽熱利用
太陽光発電は太陽エネルギーを電力に変換して活用しますが、熱エネルギーをそのまま利用するのが「太陽熱利用」です。
太陽光発電がエネルギー変換率7〜18%程度なのに対して、太陽熱利用は40〜60%ほどエネルギーに変換できるとも言われており、さらに高い省エネ性が期待できます。(参考:経済産業省)

ただし、太陽熱利用の場合は、家電製品全てに利用できる訳ではなく、給湯や暖房のみに使われます。(冷房活用もできますが、工場などの大規模施設のみ)
「給湯」
集熱器によって集めた太陽熱で日中のうちに水を温め、お湯としてキッチンや浴室で活用できます。
「暖房」
集熱器によって集めた太陽熱を、放熱器に送り、暖房熱として活用できます。
太陽熱利用のパネルは太陽光発電に必要なソーラーパネルより小面積な上に、導入コストが安い点がメリットです。(参考:東京都環境局|実例!太陽熱導入ガイドブック)
●地中熱利用
地中熱利用とは、地表から20〜100mの10〜25℃に安定した熱を、冷暖房やヒートポンプ給湯に活用する設備です。

以前は公共施設を中心に導入されていましたが、最近は戸建住宅へ設置されるケースも増えています。

初期導入コストが高い点は否めませんが、新築時に地盤改良と併せて施工すれば、施工費を圧縮できることも期待できます。
●雨水利用
直接的に省エネになるという訳ではありませんが、雨水を活用すれば水道施設などののライフサイクルCO2排出量を抑えることに貢献できます。
雨水を貯水槽に溜めて濾過・消毒し、散水や洗車、トイレ洗浄に再利用する設備です。
飲み水や風呂水には使えませんが、災害時の緊急用として備える住宅も少なくありません。

最近では、都市型水害の対策として、市町村も導入を推奨しています。

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環境配慮型住宅は日々の生活においてもメリットがたくさん

消費電力を抑えて自然エネルギーを活用することは、限りある地球資源を守る上で大きな意義があります。
しかし、メリットはそれだけではありません。
私たちの日常生活に直結する利点もあるのです。
光熱費が削減できる
太陽光発電することで、買電力量を大きく削減できるため、月々に支払う光熱費はかなり減ります。
最近、余剰電力の売却価格が下がっていることが注目され、太陽光発電システムの導入をやめてしまう方もいますが、あくまでも固定価格買取制度(FIT)は、導入初期費用を回収することが目的であり、「収入を得る=家計を助ける」ためではありません。
実際に、電力会社による買取価格が下がっていると同時に、導入コストも下がってきています。

「“元”が取れるかどうかが心配で導入を決断できない」というのは、あまりに惜しいです。
日常生活の光熱費が削減でき、さらに地球環境にも優しいという側面を見て、是非導入をご検討ください。
節電しやすくなる
太陽光発電システムを導入したり、ZEH住宅にしたりすると、ほとんどの場合は発電モニターとHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を設置します。
すると、今消費している電力が明確に見えるため、節電意識が高まるだけではなく、結果も把握しやすくモチベーションが上がります。

「無駄遣い」や「節電効果」が目に見えて分かるため、ご家族の省エネ意識が高まることも期待できるでしょう。
災害に強い家になる
太陽光発電・太陽熱利用・雨水利用などの自然エネルギー活用システムを取り入れると、災害時にライフラインが絶たれた場合でも、日常生活を継続しやすくなります。
また、気密性・断熱性を高めておけば、天候などの都合で思うような電力を得られない場合でも、在宅避難の際の健康被害を最小限に抑えられるはずです。
そのため、万が一の時に備えて、自然エネルギー活用と高気密高断熱仕様をご検討いただくことをおすすめします。
環境配慮型住宅の建築には“こどもエコすまい支援事業”などの補助金利用がおすすめ

2023年度から始まった「こどもエコすまい支援事業」は、新築住宅の省エネ化・既存住宅の省エネリノベーションをした物件を対象に補助金を支給する事業です。
新築は最高100万円が支給されるため、コストがかかりがちなZEH住宅を新築する場合は、是非活用してください。
ただし、「こどもエコすまい支援事業」を利用するためには、登録事業者による施工が必須条件。
そのため、どの会社にも任せられる訳ではありません。
私たち“日建ホーム”は登録事業者として、補助金活用を踏まえた新築工事・リノベーション工事をお手伝いさせていただいております。
ZEHをはじめとしたの省エネ住宅の施工実績も豊富なため、今まで培った経験と実績を踏まえ、こどもエコすまい支援事業の他にも、あなたのマイホーム新築計画に合う補助金をご提案いたします。
「補助金を使って快適な家を建てたい」そんな方は、ぜひ私たちにお任せください。
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日建ホームは”高気密高断熱住宅・ZEH住宅”をどこよりも早くから手がけています

快適な環境を整え長寿命な住宅を目指すためには「高気密高断熱化」が欠かせません。
また、今後はさらに創エネルギーも実現できるZEHの存在は無視できなくなるでしょう。
私たち“日建ホーム”は、ハウスメーカーでも大手ビルダーでもありません。
千葉県我孫子市に本社を構え、とことん「地域密着」にこだわった建築会社です。
1988年創業以来30年以上、千葉県北西部や茨城県南部でたくさんの住宅を建築してきました。
お客様の理想を現実化することはもちろん、私たちが大切にしているのが「高気密高断熱の家づくり」。
どのハウスメーカーよりも早い1999年から、高気密高断熱住宅の建築に取り組んでいます。
また、日本でZEHが普及し時始めた当初より建築を手がけており、豊富な施工実績が私たちの誇りです。
「地域の特性を理解しているからこそ実現できる快適な“高気密高断熱の家づくり”」これこそ私たちの強み。
千葉県・茨城県で土地探しを始めたい方や、長く住み続けられる住まいを建てたい方は、ぜひ“日建ホーム”までお気軽にご相談ください。
豊富な建築実績があるからこそ、安心してZEH住宅の新築をお任せいただけます。

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まとめ|「省エネ+再生可能エネルギー活用」で地球にも家族にも優しい住まいに
太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーの活用は、限られた地球資源を守りサスティナブルな社会を実現するために欠かせません。
しかし、現実問題、電力会社から供給される電力が全て再生可能エネルギーに切り替わるのは、まだまだ年月がかかるでしょう。
そのため、まずご自宅でできることから始めてみませんか?
自然エネルギー活用システムや省エネ設備の導入、家の高気密高断熱性を組み合わせれば、地球環境に負荷をかけずに家計に優しい生活が送れます。
また、災害時にご家族の暮らしを守ることができる点もメリットです。
私たち日建ホームは、お客様の思いに寄り添い、今まで培った経験を活かして「省エネ性の高いマイホーム建築」を手掛けてきました。
ご予算やご要望にしっかりと耳を傾け、あなたにぴったりのマイホーム計画をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
土地探しから資金計画、設計・施工、デザイン、アフターメンテナンスに至るまで、各専門スタッフがお手伝いさせていただきます。
オンライン相談も随時承っております
日建ホームでは、現在遠方にお住まいの方のために、随時オンライン相談も承っております。
日頃お仕事でお忙しい方や、小さいお子さんがいらっしゃって現地での打ち合わせが難しい方、隙間時間に打ち合わせしたい方はどうぞご活用ください。

千葉県で省エネ住宅の新築・リノベーションをご検討中の方は日建ホームへご相談ください
おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大イベントですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。
お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。
お約束②現場をきれいにします。
家は、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねて出来上がっていく究極の手仕事。現場をきれいにすることでムリ・ムダ・ムラを排除しスムースに安全に家づくりができます。近隣に配慮し何よりもお施主様に喜んでいただける現場を目指します。
お約束③一生涯のパートナーとしてずっと家をお守りします。
「家」は住み始めることで「住まい」となり、住み始めてからも理想の暮らしの追求は続きます。住み続けることで変化する事柄に、ハウスドクターとして一生涯、何でも相談していただけるよう、いつも、そしてずっと傍らに居続けます。
お約束④「健康快適設計基準」で健康配慮の家をつくります。
「家」と「健康」には密接な関係があります。毎日を過ごす家のデザインや性能が身体的・精神的に大きく影響します。温熱性能(高気密・高断熱・24時間換気)、自然素材、健康配慮の家をつくります。
お約束⑤5つの保証制度で責任をもって保証します。
建設工事総合保証、無料定期点検10年間 、瑕疵担保責任10年間、地盤保証システム20年間、ぽけっと団信 住宅代金保証制度(オプション)で責任をもってお施主様の家をお守りします。
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