新築で「板張り天井・壁」6つのデメリット・後悔と対策を解説│メリットや注意点も紹介
新築で憧れの仕様のひとつ、板張り天井や壁。
おしゃれである一方で、デメリットや後悔を感じるケースもあるようです。
そこで本記事では、板張り天井・壁を利用する際に感じる可能性のあるデメリット・後悔と対策を紹介します。
逆にデザインや機能性の面でのメリットや費用のこと、その他の注意点も紹介しますので、板張りの天井・壁を検討している方はぜひ参考にしてください。
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● おしゃれさ・重厚感など、天然木の板張り天井・壁ならではのメリットもありますので、実際に板張りの天井や壁を、モデルハウスや見学会で体感することをおすすめします。
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板張り天井・壁とは?
板張り天井・壁とは、天然木や集成材といった木材を利用して仕上げた内装を指します。
おしゃれで機能的な特徴を持つ一方で、建築費用の高さや経年変化といったデメリットを指摘されることがあります。
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板張り天井・壁のデメリット・後悔と対策を解説
具体的に、板張りの天井・壁にした場合、どのようなデメリット・後悔を感じることがあるのか、またその対策について具体的に解説します。
建築費用が高くなる
板張り天井・壁は一般的なビニールクロスの内装と比較して建築費用が高くなることがデメリットに挙げられます。
資材単価のほか、職人の手間が大きくなる点もその一因です。
予算が限られている場合は部屋全体を板張りにせず、キッチンやリビングの一部など部分的に板張りにすることで費用を抑えられます。
暗さを感じてしまうことも
板張りは白のクロスと比較した場合に、光を反射しづらいことから暗さを感じる可能性があります。
ここでも部分壁を利用することが効果的です。
また、明るめの木材を選んだり、本やスマートフォンを利用する場所に対しては補助照明を利用することもおすすめです。
節・圧迫感が気になることも
使用する木材によっては、節(枝を切り落とした跡)部分が目のように感じられて気になったり、暗めの色味に圧迫感を感じることもあるようです。
節・色味による圧迫感が気になる方は、節のない材を指定したり、明るめの材種を指定することが効果的です。
経年変化で色合いが変わることがある
木材は日光に当たると徐々に飴色に変わることから、経年変化で色が変わることに抵抗を覚える方もいるようです。
直射日光が当たる場所ほど色が変わり、目線が近いほど色の変化を感じられやすいですので、気になる方は天井など直射日光が当たりづらく、目線から遠い場所を板張りにしましょう。
反り・ひび割れが起きることがある
天然の素材である無垢の木材は、乾燥や温度変化によって膨張・収縮し、反りやひび割れを起こすことがあります。
気になる方にとっては、後悔の一因となるでしょう。
経年変化による色合いの変化と同様に、目線から遠い場所に使用することで、反り・ひび割れが気にならなくなります。
また、反り・ひび割れが起きづらい、突板(薄くスライスした表面仕上げの木材)や合板(薄く剥いた木材を接着剤で重ね合わせた建材)系の仕上げ材を使用することも効果的です。
内装制限で板張りできないことも
ガスコンロを利用する場合など、建物の仕様によっては壁や天井部分の内装に制限を受けることがあります。
キッチンの壁を板張りにしたいなど、理想の内装がある場合は早めに設計者に伝えることをおすすめします。
一部の木質系建材は内装制限を満たしますので、こうした建材を利用するなど、対策を検討してくれるでしょう。
▶板張りのデメリットが気になる方は『体感する』ことがおすすめです。「木を使用した住まい」の体感は日建ホームの展示場まで
板張り天井のメリットも紹介
こうしたデメリット・後悔を感じることのある板張り天井。
当然、メリットもありますので紹介します。
板張りならではのおしゃれな内装に
壁や天井を板張りにすることで、おしゃれな内装を実現できます。
温かみのある穏やかな天然木の色味はクロスなどでは出し辛く、また壁や造作家具に利用する場合、触り心地や質感のよさを感じられるでしょう。
高級感・重厚感を感じられる内装に
深みのある色合いの板張りにした場合、高級感・重厚感を感じられる点もメリットです。
板張りは単一な柄ではなく、オリジナリティの高い内装になります。
「一味違ったおしゃれな内装」を目指す場合もおすすめです。
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高い断熱性で保温力が得られる
天然木は内部に多くの空隙があることから、高い断熱性・保温力を得られます。
空調機器を利用した場合も、より早く部屋を快適な温度に保てるでしょう。
特に手足で触れる場所に利用すると、夏はひんやり、冬は暖かく感じられて心地よく暮らせます。
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木材の調湿効果が得られる
調湿効果を得られる点も、梅雨時期を中心に嬉しいところです。
木材の空隙は熱の緩衝効果だけでなく、空気中の水分を吸放湿して適切な湿度を保つ効果を期待できます。
吸音性・遮音性が高い
多くの空隙があることから、吸音性・遮音性が高い点もメリットです。
壁や天井を板張りにすることで不要な音が吸収されて、聞こえる音がマイルドになる(不要な音の反響がなくなる)ことを期待できます。
木の香りでリラックスできる空間に
天然木を利用する場合は、木から発される香りでリラックスできる効果もあります。
無垢の木からはフィトンチッドと呼ばれる、鎮静作用を持つ物質が放出され、板張りの壁・天井の空間を利用する人の心を落ち着かせる効果を感じられるでしょう。
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他の素材との親和性が高い
板張りは異素材との親和性が高い点も魅力的です。
漆喰・珪藻土・クロス・ステンレスのキッチンなど、あらゆる素材と相性のよい板張りは、シックでモダンな空間からナチュラルな空間まで、おしゃれに調節してくれるでしょう。
経年変化を楽しめて愛着が湧く
デメリットで紹介した経年変化ですが、実はメリットでもあります。
徐々に飴色になる板張りは、家族と一緒に家が成長するようにも感じられて愛着が湧きます。
キズの一つ一つにも思い出を感じられ、代えがたい存在になっていきます。
板張りで気になる費用や注意点・ポイントを紹介
こうした特徴のある板張りの壁や天井、実際に導入する際に知っておきたい注意点やポイントがありますので紹介します。
板張りの費用はハウスメーカー・工務店次第
気になる費用については、ハウスメーカーや工務店によって、また選択する仕様によって異なりますので、実際に見積もりを取らないと目安をつけられません。
会社が依頼する大工、日常的に使っている工法、天然木・合板の違いなど、板張りは費用に影響する要素が多いですので、金額については検討中のハウスメーカーに聞くことをおすすめします。
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適切な木視率を検討する
壁や天井を板張りにする場合は、木視率を検討してみましょう。
目視率とは、視界の中で木材の割合がどの程度かを示す指標です。
事例のように、天井を板張りにする場合、しない場合で印象がガラッと変わりますので、どの程度の目視率が合っているのか見学会などで好みを把握することが大切です。
間接照明を利用する
壁や天井を板張りにしたり、木材をスリットなどにする場合は、間接照明を利用することをおすすめします。
間接照明で板張り・木材を照らすことで、木ならではの凹凸が目立ちおしゃれな雰囲気になります。
内装を検討する際に生活を想像し、どんな照明が欲しいのか検討してみましょう。
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家具とのバランスを考える
板張りの壁・天井を利用する場合は、照明とともに家具も選定しましょう。
板張りの色合いや木目に合うように家具を選ぶことで、より統一感がある洗練された空間になります。
建物と雰囲気を合わせるために、事例のように造作家具をチョイスすることもおすすめです。
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無垢板を利用し慣れた業者に依頼する
板張りの壁・天井を選択するなら、無垢板の扱いに慣れた業者に依頼することが必要です。
無垢板は呼吸を続けていることから、湿潤・乾燥による膨張・収縮が起こります。
慣れた業者・職人であれば膨張収縮を見越して、最適な間隔での板張りをしますので、施工事例を確認したり、実際にハウスメーカーの担当者に話を聞きに聞くなどして木の扱いについて確認しましょう。
▶板張りの家のメリット・デメリットは「体感」が大切です。「木を使用した住まい」の体感は日建ホームの展示場まで
まとめ│板張りの壁・天井で優しい空間を作る
板張りの壁・天井のある家について、デメリット・後悔を感じる場面やメリット、注意点など広く解説しました。
自然の素材である木を内装に取り入れることで、おしゃれかつ機能的な空間を作ることが可能です。
魅力を感じつつも「後悔」「デメリット」などといった口コミが気になる方は、本記事で紹介した方法を試したり、木の扱いに慣れた業者に実際で話を聞いてみましょう。
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