収納場所に困らない家を千葉県我孫子市に建てる
“収納計画”の考え方や注意点を紹介

突然ですが、皆さんは「おしゃれな家」と聞くと、どんな住まいを想像しますか?
実は、雑誌に出てくるような「おしゃれな家」には、デザインを超えたある共通点があります。
それが、「片付いている」という点。
雑物が生活空間に溢れ出ておらず、整理整頓が行き届いた家は、生活感がなくおしゃれな印象になります。
では、どのような工夫をすれば、片付けやすい家になるのでしょうか?
キーワードは「収納計画」です。
そこで、今回は家の「収納計画」について、考え方のポイントや注意点を紹介します。
これからマイホームを建てる人はもちろん、今の住まいの収納力に不満を感じている人は、ぜひ参考にしてください。
●順序立てて収納計画を考えれば、本当に便利な住まいが実現します。
●日建ホームでは、お客さまのご要望にしっかり耳を傾け、理想の住まいづくりをお手伝いさせていただきます。
収納計画とは?考え方のポイントは?

そもそも、「収納計画」とは短期的・長期的の両側面から“収納”についてプランニングすることを言います。
多くの人が「どこに何を収納するか計画する」という現在の生活に合わせたプランニングだけを意味すると思っているかもしれません。
しかし、その家で長い人生を過ごす上で、どのようなライフプランを立て、それに適した収納スペースは今後どのように変化していくのかという、長期的視点も必要です。
特に、賃貸住宅ではなく、マイホームを新築する際や既存住宅をリノベーションする場合には、短期的・長期的にじっくり収納計画を検討しなくてはいけません。
では、具体的にどのような点に気をつけて収納計画を考えればいいのでしょうか?
ここでは、主なポイントを6つ紹介します。
ポイント① 今の生活リズムや生活スタイルについて考える
まずは、今の暮らしについてご家族でじっくり話し合ってみてください。
共働き世帯の場合は、週末に日用品や食料品をまとめ買いすることが予想されるため、パントリーなどのまとまった収納スペースが必要でしょう。
逆に、こまめに買い物に行きたい人にとっては、パントリーはただのデッドスペースになるかもしれません。
お子さんがいる場合は、本やおもちゃをしまう場所や泥だらけの遊具を置く場所もあると便利でしょう。
お料理が好きな人ですと、野菜を冷暗所で保管できる床下収納もおすすめです。
最近では、忙しい方がお掃除ロボットを使う場合、それ専用の格納スペースが欲しいというご相談もいただきます。
このように、皆さんの生活リズムや生活スタイルによって、本当に必要な収納スペースは異なるのです。
「このぐらいの家にはとりあえずこのくらいの収納があればいい」と杓子定規に考えるのではなく、本当に必要なスペースを把握することで、限られた空間を有効的に活用できます。
ポイント② 未来の家族構成や暮らし方について考える
今の暮らしを快適にすることはもちろん大切ですが、マイホームは今後何十年も人生を共にする場所です。
将来の家族構成や暮らし方も考慮した収納計画を立てることで、生活の変化にも対応できるフレキシブルでサスティナブルな住まいになります。
例えば、将来的にお子さんは何人いるのかや、ペットは飼うのか、リタイア後に始めたい趣味はあるのかなど…、既に思い描いている理想の生活がある場合は、それらも考慮して収納スペースに余裕を持たせておかなくてはいけません。
逆に、お子さんが独立後スペースが余ることが想定される場合は、収納を作りすぎても無駄になってしまうでしょう。
「でも、今の生活と未来の生活では整合性が取れない」そうお考えの人は、将来リノベーションしやすい間取りにしておくこともポイントです。
後から収納を追加する、もしくは減らすことを見越した構造やプランニングにしておけば、最低限のコストで将来の生活にフィットした家にできます。
ポイント③ 理想の間取りについて考える
「収納しやすい」ことを最優先してしまうと、理想の間取りとかけ離れてしまうこともあります。
家の間取りを検討する際にまず考えなくてはいけないことは、「どうすれば生活しやすくなるか」という点です。
あくまで収納は補助的スペースであって、主たるものではありません。
皆さんの「理想の間取り」に必要な収納をうまく組み込むことこそ、設計者の腕の見せ所。
まずは、あまり細部まで収納について考えるのではなく、ベースとなる理想の間取りについて想像を膨らましてみてください。
ポイント④ 本当に生活に必要な持ち物を見返す
ある程度間取りの方向性が定まったら、もう一度持ち物を見返してみましょう。
意外と「使わないもの」や「一応取ってあるもの」は家の中にたくさんあります。
それらを収納するために、生活スペースを減らさなくてはいけないのは勿体無いです。
特にかさばる洋服や本、おもちゃなどをボリュームダウンすれば、効率的な収納計画が立てられます。
ただし、災害時に備えて、ある程度の日用品や食料を備蓄できるスペースを用意することを忘れてはいけません。
それだけを個別にしまう必要はなく、パントリーの一角や階段下などに設定しても良いでしょう。
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ポイント⑤ 「長いもの」「大きいもの」「かさばるもの」をどこにしまうか考える
収納したいもののボリュームを大まかに把握したら、次は“長いもの”“大きいもの”“かさばるもの”をどこにしまうかから考えてみましょう。
「洋服はそれぞれの個室にしまうのか、それとも全員分まとめてしまうのか」
「掃除機はどこにしまえば家事がしやすいのか」
「日用品のストックがどこにしまえば取り出しやすく邪魔にならないか」
「本は主にどこで読むのか」…
このように、まずはボリュームの大きいものから収納場所を考えることで、間取りが考えやすくなります。
最近では、家族の洋服を一箇所にまとめてしまう「ファミリークローゼット」や、家事をするスペースの一角にまとまった収納を設ける「ランドリールーム」や「家事室」も人気です。
これらは、収納を細分化せずにある程度まとめることで、家事負担を軽減するのが目的です。
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ポイント⑥ 生活動線に合っているか確認する・実際の生活をシミュレーションする
収納計画を検討したら、最終決定する前に生活動線や実生活と本当に合っているかシミュレーションしてみましょう。
特に収納計画に関わるのが、「帰宅動線」「家事動線」「出勤動線」。
家族それぞれが起床から就寝までどのような行動をとるのかを各自イメージしてみるのもおすすめです。
生活していく中で、収納が適材適所にあるのかを見直して、間取りをブラッシュアップすることで、後悔のない住まいづくりが実現します。
大きなものをしまう収納空間を確認する際には、図面に手書きで置くもののボリュームを書き加えてみましょう。
収納棚を置く際も同様です。
一見面倒な作業のように感じるかもしれませんが、家づくりにおいて、住んでからの生活を図面上でイメージすることを怠れば、後悔や失敗につながりかねません。
収納計画の落とし穴は?注意点4つ

収納計画を考える上で、ポイントを履き違えてしまうとうまくまとまらなかったり、出来上がってから使いづらいと感じてしまうケースも少なくありません。
そこで、ここでは4つの注意点について詳しくお話しします。
その① 多ければいい訳ではない
収納空間は、多ければ多いほどいいという訳ではありません。
使いやすい場所に必要な広さを確保するのが理想的な収納計画であって、とりあえず広い場所を確保すればOK!ということでもないのです。
使いやすい収納の考え方としては大きく2つの方法があります。
- 細かい収納スペースを家中に散りばめる
- 大きい収納スペースを設けて家事負担を軽減する
どちらが正解という訳ではなく、住む方の性格や住み方によって適した方法が異なります。
このどちらを選ぶかによって暮らしは全く異なるため、広さやボリュームだけに着目するのではなく、どうすれば無駄なく活用できるかをじっくり検討しましょう。
その② 場所・広さだけではなく“高さ”も重要
一般の方はどうしても間取りを平面的に捉えがちですが、実は広さやレイアウトと同じくらい「高さ」も重要なポイントです。
収納棚一つとっても、高すぎれば頻繁にものを出し入れするのに不便で結局使わなくなってしまいます。
逆に低すぎれば周囲にデッドスペースが生まれ、空間をフル活用できません。
また、収納するものに合わせた高さ設定にせずに棚板などをつけても、空間のロスが増えることは容易に想像できるでしょう。
つまり、収納計画を検討する際には、展開図(部屋の中心から、壁を見た投影図)や家具の正面図・側面図・断面図などを見て、高さ関係についても確認しなくてはいけないのです。
メーカーのシステム収納を検討する際も、メーカーが作成してくれる資料の中にこれらの資料が含まれます。

大切なのは、空間を平面的に捉えず3D的な視点を持つことです。
と言っても、一般の方には難しいと感じる人も少なくありません。
その際は、設計会社などに適宜パース(立体的な完成予想図)などを作成してもらいましょう。
その③ “見せる収納”と“隠す収納”にはメリハリを
最近、インテリアデザインにおいて「オープン棚」がトレンドです。
これは、あえて物が見えるように収納する“見せる収納”です。
例えば、キッチンに設置すればお気に入りの食器をディスプレイするように置けますし、空いたスペースに写真立てやお花を置く人もいます。
しかし、この人気な“見せる収納”にも欠点があります。
常に人目につくため常に整理整頓しなくてはいけませんし、箱で囲われていないためホコリなども溜まってしまいます。
また、たくさんのものをぎっちりしまえないため、どうしても空間が無駄になることが多いです。
重要なのは、“見せる収納”と“隠す収納”をうまく併用すること。
見せたい物は見せて、見せたくない物は隠す工夫がポイントです。
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その④ しまうものに合わせて空間の特徴を変える
収納と一口で言っても、何をしまうかによって適した空間は異なります。
例えば、お子さんが遊んで帰ってきてドロドロの遊具をしまう場合、室内にそれを持ち込めばあちこち汚れてしまいます。
また、本を直射日光の当たる場所に置けば、日焼けして傷んでしまうでしょう。
つまり、しまうものによって空間の配置や設えが変わるということです。
最近は、靴だけではなく傘や遊具、花粉のついたコートをしまえるシューズインクローゼットや、キッチンと隣接したパントリーを設ける事例が増えています。
収納するものによって、床や壁の仕上げ、換気扇などの設備機器を使い分けるのもおすすめです。
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新築でもリノベーションでも“造作家具”がおすすめ

造作家具とは、設計・デザイン・施工を全てイチからオーダーメイドで行う家具のことで、空間や要望に合わせて作れる点がメリットです。
私たち“日建ホーム”では、住まいの快適性を向上させるために、積極的に造作家具のご提案をさせていただいております。
家具の設計や施工は、どの会社でもできる訳ではありません。
建物よりもさらに緻密で細部までこだわらなくてはいけないからです。


「既製の家具では満足できない」
「使い勝手やデザインにこだわりたい」
「少しでもデッドスペースをなくしたい」…
新築はもちろん、リノベーションでさらに便利な収納計画を実現させたい人は、ぜひ私たちまでご相談ください。
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まとめ|”収納計画”は未来を見据えて考えましょう
収納計画の目的は、“今”の暮らしを快適にすることだけではなく、将来の生活も住みやすくすることです。
ですから、短期的な使い勝手だけではなく、生活スタイルや家族構成の変化も踏まえてプランニングしなくてはいけません。
私たち日建ホームは、お客様に安心していただける住まいづくりを徹底しています。
“プロ”として、お客様のご要望をくみ取りながら、満足できる収納計画をご提案させていただきます。
また、土地探しや住宅ローンのご相談から、建築予定地の地盤調査、設計士・インテリアコーディネーターによるデザインのご提案など、各専門スタッフがチームでお手伝いさせていただきます。
ぜひお気軽にご相談ください。
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千葉県で収納に困らない住宅をご検討中の方は日建ホームへご相談ください
おそらく一生に一度か二度になるであろう大切な家づくり。人生の一大イベントですので、たくさんの“希望”をお話し下さい。私たち日建ホームは「自分の家をつくるように」お客様の家づくりに真摯に取り組みます。
お約束①自分の家を建てるように心を込めて丁寧につくります。
私たち日建ホームは、千葉県我孫子市を拠点とする地域密着の工務店です。世界で唯一無二のオーダーメイドの家。暮らしの夢や希望を丁寧にヒアリングし、プロの建築技術集団として注文住宅にしかできない住み心地を実現します。
お約束②現場をきれいにします。
家は、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねて出来上がっていく究極の手仕事。現場をきれいにすることでムリ・ムダ・ムラを排除しスムースに安全に家づくりができます。近隣に配慮し何よりもお施主様に喜んでいただける現場を目指します。
お約束③一生涯のパートナーとしてずっと家をお守りします。
「家」は住み始めることで「住まい」となり、住み始めてからも理想の暮らしの追求は続きます。住み続けることで変化する事柄に、ハウスドクターとして一生涯、何でも相談していただけるよう、いつも、そしてずっと傍らに居続けます。
お約束④「健康快適設計基準」で健康配慮の家をつくります。
「家」と「健康」には密接な関係があります。毎日を過ごす家のデザインや性能が身体的・精神的に大きく影響します。温熱性能(高気密・高断熱・24時間換気)、自然素材、健康配慮の家をつくります。
お約束⑤5つの保証制度で責任をもって保証します。
建設工事総合保証、無料定期点検10年間 、瑕疵担保責任10年間、地盤保証システム20年間、ぽけっと団信 住宅代金保証制度(オプション)で責任をもってお施主様の家をお守りします。
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